稲わら本畳
40年ほど前まで、畳の芯材である畳床は100%稲わらでした。
現在は、ポリスチレンフォームや木質ボードを材料とした稲わらを全く使わない建材畳床がシェアの8割以上を占めています。
1000年以上も昔から、日本の文化と共に愛された本物の畳は、科学的に立証された様々な性能を兼ね備えています。
当店が立地する宮城県は、数少なくなった稲わら畳床の主産地です。
関東圏で使われる8割以上、 全国でも3割以上が宮城県産です。
稲わら本畳はエコマーク認定商品
当店では、等級毎に原材料稲わらを厳しく選別し、品質の高い製品づくりに努めています。
放射能や残留農薬試験を行い厳しい審査を受けたエコマーク認定商品です。
エコマーク商品認定証はこちら
稲わら本畳床の特長
主原材料
宮城県産のササニシキ、ひとめぼれの長い状態の稲わら(水分が高いものは加熱乾燥機で15%以下にして)使用。
中国産の輸入稲わらや古畳を分解したリサイクルわらの使用はいたしません。
副原料
堅めの稲わらのはかまを取った芯だけを織り込んだ稲わらこも・むしろ 1.3kg/枚
縫い糸
上糸にビニロン糸、下糸にポリプロピレン糸を使用。有害物質の発生はありません。
強力な圧縮をかけながら縫い締めるため、糸にはかなりの強度が必要です。
裏面材
天然の麻シート、ほう酸を塗布した人体に無害で持続的な防虫の働きをする防虫・防湿PPシートを使用。
少量多品種生産
厚さ20~57mmまで、どのような厚さにも対応できます。
規格サイズはもちろん特殊サイズにも対応しています。
1枚からの小口出荷もお受けしています。
ちょっとお耳を!加熱乾燥するとシックハウス対応の畳床になります!
加熱乾燥を施すことにより、100%害虫を駆除すると同時に、シックハウス症候群の原因物質とされる、ごく微量のVOC(揮発性有機化合物)も揮散させます。
天然素材が本来持っている“呼吸する力”で、快適な空間をつくります。
稲わら畳床の性能
昔からの住宅資材である稲わら畳床には、健康面や住環境に優れた効果のあることが、様々な科学的実験で証明されています。 これら稲わら畳床の性能をご紹介。
稲わら畳床は吸湿性・放湿性に優れ、お部屋の調湿作用があります。
稲わら畳床はVOC(揮発性有機化合物)を発生しないばかりか、VOCを吸着します。
稲わら畳床はクッション性に優れ、適度な弾力性(緩衛性)があります。
稲わら畳床の稲わらに含まれる空気が音を吸収、優れた吸音(遮音)効果があります。
稲わら畳床の稲わらは熱を伝えにくい特長を持っており、優れた断熱保温性を発揮します。
稲わら畳床ができるまで
稲わら畳床が、自然のめぐみ=稲作の副産物を有効活用していることをご存知でしょうか。
畳の芯材である畳床になるまでには、稲刈り時期の稲わら集荷から始まり、最終検査を終えて出荷されるまで様々な工程を経ています。
黄金色に輝く田んぼの風景を思い浮かべながら、稲わら畳床ができるまで一連のプロセスをご覧ください。
稲わら畳床の製品紹介
新畳の価格は、畳表替えの代金と、畳床代金の合計で決まります。ここでは「畳床価格(関東間)」のみを表示します。
●稲わら畳床特級 裏面天然麻布 防虫加熱乾燥殺菌・ほう酸両面噴霧
大きさ | 厳選最良稲わら 稲わらこも6枚使用 |
縫い目間隔 | 耐久性 | 価格 |
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1畳 | 最高級品 34kg(宮城県産) | 重ね6回、21mm間隔 | 約50年 | 26,400 |
●稲わら畳床1級 裏面天然麻布 加熱乾燥殺菌処理・ほう酸噴霧両面噴霧
大きさ | 良質稲わら 稲わらこも3枚使用 |
縫い目間隔 | 耐久性 | 価格 |
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1畳 | 32kg(宮城県産) | 重ね5回、24mm間隔 | 約35年 | 17,600 |
●稲わら畳床2級 裏面防虫・防湿シート 加熱乾燥殺菌処理・ほう酸片面噴霧
大きさ | 一般稲わら 稲わらこも1枚使用 |
縫い目間隔 | 耐久性 | 価格 |
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1畳 | 30kg(宮城県産) | 重ね4回、27mm間隔 | 約25年 | 13,200 |