1000年前の11世紀初期の頃、日本人の知恵が生んだ畳は、稲作の副産物、稲わらを縦・横交互に並べて、糸で縫い固めたものを芯材の畳床として、その上にい草を編んだ畳表を表面に被せ、布などの畳縁で装飾を施し、一体的に糸で縫い上げたもの。糸で縫う、伝統製法は今も脈々と受け継がれています。日本の文化(茶道・華道)や国民生活の変化と共に育ち、住居やあらゆる建築物に取り入れられ今日に至っています。長い歴史の中で使われ続けて来た理由は、天然素材ゆえの断熱・弾力・耐久性を中心とした、数々の素晴らしい性能があったからと確信しています。
当社では本来の畳の厚さ(6cm)を半分の厚さに製作出来る様、製造機械を改良し、薄くても耐久性を保つ為、内部構造と使用材料を工夫して稲わら畳としては最軽量の、規格サイズ縦横85cm×85cm厚さ3cm重さ7.5kgで、どなたでも移動・収納が可能な畳を開発いたしました。
これまでの畳市場にないフロアの上に置き敷きで使用する、昔ながらの本物の畳です。
皆様が畳の上で和やかに楽しんでいただける様「和楽畳®」と妙名いたしました。
化学素材の畳の台頭で失われつつある、稲わらの本物の畳を後世に残したい、そんな思いから生まれました。
日本人の生活の場と、日本文化の実践の舞台として使われ続けて来た、本物の畳の感触を是非堪能していただきたいと思います。
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